今回は1年生の美術の様子をご紹介します。
美術は夏休み集中講義として行う授業です。
夏休みはじめの1週間、集中的に課題に取り組みます。
美術では、建築を学ぶ基礎となる「造形感覚」を養います。
「絵具による着色」や「立体造形」、「デッサン」などの課題に取り組むことで、
ものづくりに必要な様々な感覚を活性化させます。
「絵具による着色」では、色相環や自分の好きな色をアクリル絵具を使って表現します。
自分が見ている色と同じ色を再現する、
そしてそれをムラなく美しく着色する。
「色彩感覚」が鍛えられます。
「立体造形」では、3つの直方体で「空間」を構成します。
立体を組み合わせるとその周囲に空間が生まれます。
良い雰囲気の空間が生まれるよう、立体の組合せ方を検討します。
「空間を構成する感覚」が鍛えられます。
「デッサン」では、円筒形と立方体を描きます。
対照的な2つの物体をどう組み合わせるのか、
そしてその形をよく見て、その雰囲気を紙にどう表現するのか。
「二次元的に構成する感覚」が鍛えられます。
このように様々な感覚を刺激することで、
建築に必要な造形感覚を養います。
美しいものを生み出す体質をつくっていきます。